Jichikai TV~総会特番~

2022年05月22日(日) 

日頃より自治会活動にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。 第 5 期はコロナ禍 2 年目の活動でしたが、ふり返ってみればオンラインと対面を組み合わせながら磯子ブリリア自治会らしいオリジナリティのある活動ができたように思います。 私たちが活動に込めた思いとその成果を以下にご紹介いたします。

自治会長あいさつ
日頃より自治会活動にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。
第 5 期はコロナ禍 2 年目の活動でしたが、ふり返ってみればオンラインと対面を組み合わせながら磯子ブリリア自治会らしいオリジナリティのある活動ができたように思います。
私たちが活動に込めた思いとその成果を以下にご紹介いたします。

◆◆◆第 5 期活動のふり返り◆◆◆
第4期の自治会活動は、「Stay home」「ソーシャルディスタンス」が叫ばれる緊急事態宣言の最中に始まりました。
当たり前だった人とのコミュニケーションが難しくなる経験を通じて、人とのつながりが心身の健康に欠かせないこと、人と何気ないお喋りをすることが自分の心を元気づけてくれることを、多くの人が身に染みて感じたのではないかと思います。
事実、ブリリアの敷地内では、マスクをしながらご近所さん同士で立ち話をする住民の姿が多く見受けられました。
このような街の光景を目の当たりにした私たちは、「人とのつながりが断たれる災害が起きている今こそ、地域のつながりと防災を担う自治会が真価を発揮するとき」と考えました。
そして、「リアルの活動は自粛しても、『愛着あふれる、心ときめく街へ』という理念を実現するための活動は自粛しない」との意思を固めました。

春に毎年開催している総会は、大人から子供までみんなで楽しく街の思い出をふりかえるコミュニティらしい”温もり”のある会に刷新しました。
その結果、オンラインでの開催でありながらも、子供たちも含めて多くの皆様と街への思いを共有することができました。
この時に頂いた喜びのメッセージは、全文を総会議事録に掲載して全戸に配布し、総会に出られなかった方々にもその”温もり”をお届けしました。

夏はコロナで 1 年延期された東京オリンピック 2020 が開催されました。
約 50 年前の東京オリンピックを経験した世代の方々は、「あの時のオリンピックのとき、私はあんなことしてたよ」という楽しい思い出をお話しされます。
現代の子供たちにも一生に一度の思い出を残してあげたいと、自治会でもオリンピックイベントを検討しておりましたが、緊急事態宣言発令により中止せざるを得ませんでした。
そこで、せめてもの思いでラジオ体操の後に Tokyo2020 応援ソング「パプリカ」の曲を流したところ、体操に参加した大勢の子供たちが素敵なダンスを披露してくれました。
自治会スタッフが感じていたオリンピックイベント中止の心苦しさまでをも洗い流してくれたような、微笑ましく印象深い出来事となりました。

秋に開催した防災訓練は、感染対策として今期も会場とオンラインのハイブリッド型で実施しました。
コロナ禍でも工夫しながら継続しているブリリアの防災活動に対し、行政の方々からは「素晴らしい防災訓練だった」とのお言葉を頂戴しました。
そして、地域防災と消防行政の発展に顕著な功績を残したとのことで、磯子消防署長からは感謝状も頂くことができました。

冬には、3 密回避と街の一体感醸成の両立を考えて生まれた磯子ブリリア自治会を代表するオンラインイベント「Jichikai TV Season2」を開催しました。
赤い羽根共同募金のために自治会スタッフが横浜を走り抜ける「チャリティーマラソン」、子供たちがマルエツにお遣いに行く「はじめてのおつかい ブリリア大冒険スペシャル」、
7カ所のゴミ処理施設からリポートする「ゴミ収集車 ついて行っていいですか?」などの新企画も含め、自治会スタッフが総力を挙げて番組制作に挑みました。

自治会スタッフが番組に込めた思いはJichikai TV プロデューサーから一言に掲載しています。

そして、Jichikai TV 参加者アンケートでは、実に47%もの方々が企画や運営に関わることに興味を示して下さいました。
これを踏まえ、住民の皆様が気軽に自治会イベントの企画に携われる「プチ・ボランティア」制度を作りました。
ご興味のある方は総会資料と同封し配布した「丘の上プチボランティア大募集」よりご登録頂けます。



◆◆◆多様な世代が活躍する組織に成長しつつあります◆◆◆
私たちの自治会は、役員立候補者が年々増えております。
特に今期は、Jichikai TV 等の新しい取り組みに共感した若い世代のパパたちが役員に立候補して下さり、自治会活動に合流しました。
これにより自治会スタッフの世代の多様性が広がったことで、より層の厚い活動が可能となりました。
平日昼間に活動できるシニア世代のスタッフは、「一人暮らしのシニアの方向けサロン」や「ハツラツ健康セミナー」を運営するなど、対面での活動で中心的に活躍しました。
パソコンやデジタル機器を扱える現役世代のスタッフは、動画編集、システム開発、オンライン配信を担うなど、現役世代ならではのスキルをブリリアのために役立てました。
防犯パトロールや清掃などの実地活動においては、スタッフの子供たちも一緒に参加し、世代交流を楽しみながら活動しています。
そして第 6 期の活動に向けて楽しみにしていることは、中学生が自治会役員に立候補してくれたことです。
このことにはスタッフ一同大変感激しており、ブリリアの将来を担う次世代を自治会としても大切に育成して参りたいと思います。
本総会では、ブリリア史上最年少の「中学生自治会役員」が誕生する予定です。
私たちは、「”役員をやる”には多様性がある」をモットーに、全員に同じ関わり方を求めることなく、
スタッフ一人一人のライフスタイル、好み、スキルに応じた多様な関わり方をデザインしています。
来期の自治会はますます多様な世代が力を合わせた街づくりができそうですので、皆様楽しみにしていて下さい。

◆◆◆報酬に満ちた組織にするために、報酬委員会を設置しました◆◆◆
自治会は、金銭的な報酬を得ないボランタリーな住民で構成される組織です。
そして、ブリリアの住民であればどなたにも、自治会役員を担う機会が巡って来る可能性があります。
だからこそ、自治会はスタッフを担う住民の皆様に「お金以外の報酬」を支払える組織である必要があります。
自治会活動における「お金以外の報酬」とは例えば、仲間との出逢い、住民の笑顔、喜びの声、街への貢献感、自身の成長など、
活動を通して得られるかけがえのない思いや体験のことです。
このようなスタッフそれぞれの報酬を把握して還元するための仕組みとして、今期の自治会では組織内に「報酬委員会」を新設しました。
報酬委員会では、スタッフの「活動を通して得たいものは何なのか?」「何に喜びや充実を感じるのか?」
といった思いを把握し、それを満たすことが出来るような取り組みを考えています。
「お金以外の報酬」の例として本議案書の巻末特集に「Jichikai TV に寄せられた住民の皆様の喜びの声」を、
また、編集後記に私たちスタッフ一人一人にとっての「活動報酬」をご紹介していますので、よろしければご覧下さい。
自治会では、「自治会活に関わりたい。関われてよかった。」と多くの住民の皆様に思って頂けるように、「お金以外の報酬」に満ちた組織をデザインして参ります。



最後に、今期も沢山の方々が自治会活動を楽しみ、ご支援下さいました。
皆様から頂戴する喜びに満ちた温かいお言葉に、私たちスタッフは活動の成果を感じると同時にこの上ない充実感を得ることができています。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。今後とも磯子ブリリア自治会の活動をお楽しみ下さい。