概要
磯子の高台にそびえ立つこの建物は、東伏見宮邦英(ひがしふしみのみやくにひで)伯爵※の保養のための別邸として、1937年(昭和12年)に建てられたものです。
当時の値段で百万円もかけられたそうです。
1990年(平成2年)からは、当時この一帯にあった横浜プリンスホテルの「貴賓館」として結婚式や会食等に活用されるようになりました。
外観は、緩やかな傾斜の屋根とひさしが幾重にも重なって城郭のような印象があり、日本古来の伝統的風情をかもし出しています。
内部は洋風のつくりで、2階から3階の階段部分は吹き抜けており、天井に星形の模様が見られます。
戦前の横浜の別荘建築の代表として貴重な存在で、1993年(平成5年)に横浜市の歴史的建造物に認定されました。
皇族の別邸として、終戦連絡事務局長官邸として、また、GHQやフランスの調査委員会も使用したといわれる、威風堂々した姿の歴史ある建物です。
※東伏見宮邦英伯爵は、久邇宮家(くにのみやけ)から臣籍降下(しんせきこうか)した人物です。
参考文献:
磯子みどころガイド(発行:横浜市磯子区役所 区政推進課)
あるっくいそご-磯子ガイドブック-(発行:横浜市磯子区役所 区政推進課)
横浜プリンスホテルのバルコニーの手摺
地域開放スペース
本施設は居住者以外の方も利用が可能です。
居住者以外の方が利用可能な施設は、他にも多目的スペースがありますので、用途に合わせてご利用ください。
分かりにくい場所にありますので、以下写真を参考にしてください。
利用時間 | 9時~18時(原則4時間以内) |
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広さ | 約48m2 収容人数は16名程度 |
利用料金 | 500円/1時間 |
料金可能設備 | 長椅子32台、椅子27脚 |
申込方法や、その他詳細は、磯子タウンマネージメント倶楽部事務局 施設紹介(外部リンク)でご確認ください。